2013年3月25日月曜日

うんち教室まとめ


2012年うんち教室のまとめ■

 

2012年、王子ネピアと日本トイレ研究所で実施する「うんち教室」に参加した子どもの数は計1,649人でした。うんち教室をスタートした2007年から合計すると、11,707人の子どもたちが、うんち教室で学びました。



うんち教室を受けた子どもの数



私たちが直接実施するうんち教室では、実施の前後で子どもたちにアンケートを行っています。4校325人の子どもたちの意識の変化をご紹介します。

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うんち教室実施前におこなったアンケートの「うんちがしたくなったら、学校のトイレでうんちをしますか」という質問で、「うんちをしない」と答えた子どもが34%(100人)いました。

その理由としては、「トイレがくさい」がもっとも多く、次に「トイレが汚い」「落ち着かない」「休み時間が短い」と続きます。


学校でうんちをしない理由


しかし、うんち教室の実施後では、「学校のトイレでうんちをする」という子どもが6ポイント増えました。


Q.学校のトイレでうんちをしますか?



うんちをすることの大切さ、うんちをすることは恥かしくないということ、いいうんちを出すための方法を学んだ効果だと考えられます。

「いいうんちを出すためにはどうしたらよいか」ということを知った子どもは36ポイントも増えました。



Q.いいうんちを出すためにはどうしたらよいか知っていますか?
 
 

「自分のうんちの色や形をチェックする」ようになった子どもは「毎回チェックしている」「たまにチェックしている」を合わせると11ポイント増えました。


Q.自分のうんちの色や形をチェックしていますか?




保護者からは「トイレ・排泄に関する教育は必要だ」という意見が94%を占め、多くの方からトイレ・排泄教育が求められています。


Q.小学校で、トイレ・排泄教育をすることは必要だと思いますか?
 
 
 
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子どもたちは、うんちをすることが大切と認識し、いいうんちを出すためにどうすればいいかを意識することで健康について考えることができるようになりました。
これからも、うんち教室がたくさんの子どもたちに届けられるように頑張っていきたいと思います。





 

うんち日記結果


■うんち日記集計結果~子どもの便秘傾向を見る~■

 

うんち教室の実施後に、子どもたちは1週間のうんちの記録や睡眠時間、朝ごはんの内容を『うんち日記』に記録します。

子どもたち自身で記録をつけることにより、子どもたちのうんちに対する意識が高まります。



うんち日記


今年度実施した「うんち教室」4校、「先生によるうんち教室」15校、合計1,053人の子どもたち(小学1~3年生)のうんち事情を報告します。

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うんち回数について、毎日うんちがでた子どもが最も多く42%(437人)でした。
一方で、一般的に便秘傾向と考えられる週2日以下であったのは5%(58人)でした。
 
 
 
1週間のうんちの回数


2日以下ということだけでなく、「3日以上連続でうんちが出ない」場合も便秘傾向と言えます。そこで、3日以上連続でうんちが出ない子どもの割合を調べると、全体の10%(102人)でした。子どもたちのうち、10人に1人は便秘傾向にあると言えます。

さらに、このうち「7日連続で排便がない」子どもは5%5人)でした。一週間に一度もうんちが出ないのは、明らかに便秘であるといえるので、病院へ行く等の対応が必要と考えられます。

 

3日以上連続してうんちが出ない子どもの割合
連続してうんちが出ない日数の割合






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うんち日記に記録することで、子どもたちは自分のうんちを見るようになります。
また、うんち日記により、親が子どものうんちの状態を知ることができます。
保護者のアンケートで「子どもが便秘傾向であるということを知りました」という記述もありました。

 
子どもたちは、うんち教室でうんちの大切さを学び、うんち日記をつけることで自分のうんちについて知り、いいうんちをする(=健康になる)ためにはどうすればいいかを自ら考え行動するようになります。うんちに対する意識が高まることで、食事や、睡眠について親子で話し合うきっかけにもなります。苦手な食べ物を食べるようになった子どももいました。



「なす」を克服した子どものうんち日記
 
 
うんち教室をきっかけに、子どもたちがうんちチェックをするようになり、そこから生活リズムが改善されていくことを期待します。

 

2013年3月11日月曜日

うんち教室レポ_4

■校長先生によるうんち教室レポート■

【実施校】横浜市立南本宿小学校

 
神奈川県横浜市旭区にある南本宿小学校の校長先生・藤本安光先生が実施したうち教室を紹介します。

今回うんち教室を実施した藤本先生は「養護教諭」ではなく「校長先生」です。

校長先生の参加は、うんち教室研修会初めてとなります。

 
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まず、子どもたちの心をほぐすために「うんち教室」という横断幕を用意しました。

 
子どもたちは、わくわくどきどきして待ち構えています。授業の初めに、校長先生が「今日の勉強は・・・」といいながら黒板に横断幕を掲げると、子どもたちからは歓声と共に笑顔があふれました。



先生お手製の横断幕


ゆっくりていねいに授業をすすめていきます。「今日、うんちをしたひとー?」という質問では、勢いのみで手を挙げる子、自信を持って挙げる子、先生の方を見て“挙げたいのだけど~…”という合図を目で送ってくれる子など、様々でした。

体の仕組みやうんちの種類を紹介する際に、「助っ人が来たよ!」と言って、子どもたちを後ろに向かせた隙にコートを脱ぎ、その下に忍ばせていた「やっちゃん(食育エプロン)」が出てくると、子どもたちは大喜びです。
(食育エプロン;食べたものが体の中をどう通っていくか、どう吸収されるのかを解説するための教材)




食育エプロンを使い、体の仕組みを説明



藤本校長先生の演技が光ります

授業の半分を過ぎたところで、子どもたちにうんち日記を配布し、日記の書き方をゆっくりと説明していきます。


最後に自分のうんちを観察することの大切さを伝え、みんなで「早寝、早起き、朝ごはん、朝うんち」と大きな声で言って締めくくりました。

 
健康と人権について熱心に取り組んでおり、うんち教室を通して「うんちをすることは恥ずかしくないんだよ」ということを伝え、トイレを使いやすく、行きやすくしたい、という熱い思いをもって授業をすすめました。

 
うんち教室の実施後に、横浜市旭区の小学校教諭を対象にした研究授業「一斉研」でうんち教室を紹介したところ、他校からも「ぜひ!」というオファーがありました。

今年1月に実施された横浜市旭区の養護研究部会では、区内の養護教諭に対しうんち教室のデモストレーションを行いました。



養護教諭部会でのデモの様子

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校内での実施にとどまらず、広い範囲でうんち教室を広めて頂きました。

この成果が、たくさんの小学校に広がっていくことを期待しています。
 
 


2013年3月8日金曜日

うんち教室レポ_3

■養護教諭によるうんち教室③■

 
【実施校】世田谷区立等々力小学校

 

東京都にある世田谷区立等々力小学校の川嶌(かわしま)美穂先生(養護教諭)が実施したうんち教室を紹介します。

 
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川嶌先生は、昨年と今年の2回にわたってうんち教室研修会に参加、今回はパワーアップしたうんち教室を展開しました。

 
川嶌先生のうんち教室で最も目を引いたのは、トイレヨーデル星から来た「ブリリン」。黒いマントにとんがり帽子、手にはうんちの杖を持ち、かわいく楽しくうんちについて伝えました。
 
 

トイレヨーデル星からやってきた、ブリリン登場!


インパクトのある魔女の衣装で「食べ物がうんちになるまでの流れ」「いいうんちを出すための食べ物」「うんちの種類」「和式トイレの使い方」について、食育エプロンやパネルを使い、視覚的に訴える工夫を凝らしながら授業を展開しました。次々に繰り広げられる仕掛けに、子どもたちは釘付けでした。
 
 

食育エプロンを使い、小腸の長さを見てみよう



今年は、体を動かしながら学んでもらいたいと思い、「うんちっち!のうた」にあわせて踊る「うんちっち体操」を採り入れ、楽しく体を動かしました。

 

うんちっち体操、カチカチうんちのポーズ



みんなで楽しくうんちっち体操



うんち教室は学校公開中に実施され、保護者の方にもたくさん見てもらうことができました。父親や祖父母の参観も多く、子どもだけでなく、家族全体の意識向上にもつながりました。公開授業のアンケートにも「ぜひ来年も実施して下さい」という声もありました。

 

はじめは「えー、うんちー!?」と恥ずかしがっていた子どもたちでしたが、うんち教室の実施後には、「学校でうんちをするようになる」「嫌いな野菜を少し食べられるようになる」「トイレの使い方が良くなる」など、学んだことを素直に受け止め行動するような変化がありました。

 

また、うんち日記がとても好評で、保護者からも「勉強になった」「子どものうんちを知ることができた」という声があがりました。公開授業で親子一緒にうんち教室に参加することができたので、うんち日記にも楽しく取り組めました。

 

うんち日記には、川嶌先生のコメントと一緒に「ブリリンスタンプ」を押して子どもたちにうんち日記を返却して喜ばれました。
 

川嶌先生手作りの「ブリリンスタンプ」、

かわいいですね!


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一昨年の経験を活かしながらたくさんの工夫を凝らしたうんち教室でした。